汗をかくとなぜかゆくなるの?
塩分が汗腺に悪さをしている
運動したあとは蒸し暑い夏場など、汗をかいたままにして寝て起きると背中に違和感が…。
こうして出来るのが「あせも」です。
あせもは、湿気の多い日本に特有の皮膚病といわれます。
気温が高くても空気がカラッとしていればあせもができないのは、汗が蒸発しやすいためです。
日本は湿度が高く、気温の高い外国と比較してもトップクラスにジメジメとしており蒸し暑い国と言われています。
体感温度の違いについてはこの記事でも紹介しています。
汗腺が詰まると炎症が起きる
あせもの原因は、汗腺が詰まること。
ちょっとなめてみればわかるように汗はしょっぱく、塩分が含まれています。
汗をそのままにしておいたり蒸発が遅れたりすると皮膚の表面にこの塩分が残り、そこにほこりや汚れがつき、汗腺の出口をふさいでしまいます。
ところが、出口がふさがれようとも暑ければ汗の生産は続けられます。
その結果、 出口付近に汗がたまり、さらに出口がふさがれるという悪循環を引き起こすのです。
汗腺の出口がただれて小さな赤い水泡ができるのがあせもですが、水泡に至らないまでも汗でかゆくなることはよくあります。
このかゆみも、やはり汗の塩分が原因だったわけです。