まめがく

誰でも一度は考える疑問や謎を「豆知識+雑学」で解決!

「霧」と「もや」の違いは何?

f:id:ztgk201809:20180908131941j:plain

霧ともやの違いについて

「霧」と「もや」はの違いはご存知ですか?

  1. 「朝もや」「夜霧」というぐらいだから朝発生するのがもや、夜に出るのが霧。
  2. 作られる成分や生成の過程が違う。
  3. 濃さが違う。

正解は2の「作られる成分や生成の過程が違う」です。

霧は、水平視程(視界で見られる範囲)1キロメートル未満で、1キロ以上離れたものがよく見えないほどの濃さのものを指します。

霧の中の湿度は100パーセント近くになります。

つまり、周りが目に見えない水滴でいっぱい、といった状態です。

濃霧ともなると、陸上では水平視程200メートル未満、海上では500メート ル未満。

視界が狭くなると危険な地域では、濃霧注意報や警報も発令されます。

もやのほうは、水平視程1キロメートル以上で、霧の場合より遠くまで見える状態です。

成分に関してはどちらも同じ。

ごく小さい水滴が大気中に無数に浮遊する現象が、 霧やもやなのです。

発生する条件は、水蒸気の量が多く、空気が冷えていること。

ふもとに湖のある山などに発生しやすいのはこのためです。

もう一つ、紛らわしい言葉に「霞(かすみ)」があります。

これは空気中の水滴・煙・ほこりなどが原因で視界がくもることで、気象用語ではありません。