「あられ」と「ひょう」は何が違うの?
大きさの違いがある
霰(あられ)か雹(ひょう)か、白い粒が突如降り注ぎ、ギョッとさせられた経験は誰しもあるとおもいます。
当たれば命の危険があるほど、大きい粒の時もある。
霰(あられ)が降りやすい時期は、日本では5月から6月にかけて。
南の海上から入って くる湿った空気と上空の寒気がぶつかることで気候が不安定になります。
空中の細かい氷の粒が、落下することで上昇気流に乗って再び上昇します。
落下の際に表面が 溶けだしますが、上昇することで再び凍結。
これを繰り返すことで徐々に重くなり、霰(あられ)になります。
これよりさらに大きくなったのが雹(ひょう)です。
原理的には同じで、単に大きさの違いのみです。
雹は直径5ミリメートル以上、霰は直径5ミリメートル未満。
霰はさらに氷霰と雪霰に分けられ、雪霰は雪の周りに水滴がついて凍ったもの。
また、霰も雹も、積乱雲の中で発生するので、雷をともなうことが多いです。