スキージャンプの「K点」とはどういう意味?
K点とは飛距離の基準点のこと
もともとはドイツ語で極限点を意味する飛距離の基準点「Kritisch Punkt」の頭文字で、「これ以上飛んだら危険」 という地点のことでした。
K点より手前の、まだ傾斜がゆるい場所に着地すると、そのまま滑っていくので危なくないのですが、傾斜のゆるい場所に着地しようとすると地面に激突する格好になってしまいます。
この危険を避けるため、K点が設けられたというわけです。
だが競技が進化するにつれて、楽にK点を越える選手が続出するようになりました。
オリンピックなどスキージャンプの競技では「K点越え」が高得点の基準のようにも扱われています。
そこで極限点を表す 「Kritisch Punkt」の頭文字ではなく、建築基準点を表す「Konstruktions Punkt」の頭文字 となりました。
現在はK点を基準にして、着地滑走路の傾斜角度が決められています。