魚がフグを食べても毒にならないの?
フグの毒はとても強力
フグといえば卵巣や肝臓に含まれる「テトロドトキシン」という毒がとても強力なことで有名です。
フグの毒はとても強力です。
同量の青酸カリの600倍の強さで、わずか0.5五ミリグラムあれば30人を殺せるというから恐ろしいものです。
当たれば大きな体の人間もいちころなのですから、魚だって中毒になります。
シャチやイルカなどの哺乳類はまず助かりません。
神経を持たない動物は平気
ただし、海の動物でもフグを食べてケロッとしている連中がいます。
神経や感覚を司どる器官がない動物、つまり下等動物です。
タコやイカなどの軟体動物、ナマコやヒトデなどの棘皮動物、貝類などに、フグの毒がある卵巣や肝臓 を与えても、毒になることはありません。
神経毒は神経がなければ何も感じないわけですね。