テレビゲームで脳は賢くなるの?
ボケの防止にもなる
テレビゲームというと子供が大好きなもので、母親からすると子供に悪影響なものというイメージがつきものです。
目が悪くなるとか、頭が悪くなるとか、昔から親御さんの目の敵にされていました。
しかし「脳トレ」という言葉が流行語になったのは、2006年のことです。
それから、「脳科学者が監修」と銘打ったゲームが続々と発売され、2013年ドイツのマックスプランク研究所生涯心理学センターのシモーネ・クーン教授らの研究グループが、それまで曖昧だったゲームが脳に及ぼす影響を検証しました。
それによると、2カ月間毎日8分ゲームをしたグループでは、海馬・前頭前野・小脳の「たんぱく質」の容量が増えたことを確認しました。
脳のたんぱく質が増えると、空間認識能力、計画性、短期的な情報の蓄積、運動能力などに良い影響が出ます。
クーン教授のグループは、ゲームをやることによって統合失調症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)や、神経性の疾患による海馬と前頭前野収縮の予防に効果がある可能性がある、と発表しました。
ゲームをしている間は集中するので脳の機能が活発になり、没頭する事ができます。
そのため、ボケ防止などゲームにも一定のメリットがあることが証明されたのです。
しかし一方、日本では医学界を中心に「ゲームによる脳トレには効果がない」という声もあるのでイマイチ確定的な情報はありません。