鳥肌はなんでブツブツしているの?
鳥の肌と似ているから名付けられた
関西方面では「さぶいぼ」ともよぶ鳥肌。
寒いと小粒のいぼもどきが皮膚に出現し ますが、これは鳥の肌に似ているから鳥肌とよぶようになっただけの話で、鳥が鳥肌になるわけではありません。
じゃあ、どうして鳥の肌はブツブツとして毛穴も大きいのか。
それは、毛が太くてかたいためです。
毛というよりは正確にいえば羽ですが、太くてかたい羽が抜けないように毛根のあたりの筋肉が発達しているのです。
なのに調理する時は強引に羽をむしってしまうのだから、ニワトリの肌があんなにブツブツし ているのも当たりまえ。
鳥の根元の筋肉の役目は、もう一つ。
寒いときに羽を立たせ、体温を逃がさないようにすることです。
冷たい空気に触れると、人間の場合は立毛筋が縮んで鳥肌になってしまいますが、 鳥の場合は羽毛で寒さから身を守っています。
肌が外気に直接触れず羽毛のカバーで暖かいでしょうね。