雷雨のときの雨はどうして大粒なの?
雷雨の時の雨粒のサイズ
雷とともに降ってくる雨は、大粒で雨足も強いもの。
叩きつけるような雨で、その勢いは傘も貫通して水滴が顔にかかるほどのものです。
「どしゃ降り」とはいい得て妙で、たたきつけるような激しい降り方です。
どしゃ降りのときの雨粒の直径は5ミリほどで、落下速度は何と秒速907cm。
しとしと降っているときの直径0.4四ミリ、秒速162センチ。
普段の雨と比べると、そうとうな強さです。
雷雨の時に大粒になる理由
雷を伴った雨がなぜこんなに大粒かというと、雷の電気を帯びているからなのです。
積乱雲の中でプラスとマイナスの電荷が生まれると同時に、水蒸気が凝結してできた水滴も、あるものはプラス、あるものはマイナスに帯電します。
すると、プラスとマイナスの水滴が引き合い、一つの大きな水滴になります。
こうして地上に落ちるまでにくっついた大粒の雨は並の雨粒(直径0.8ミリ)の五倍以上もの雨粒になって落ちてくるわけですね