「抱き合わせ」の語源の意味と由来は?
抱き合わせの語源・由来は?
「抱き合わせ」とは主に商品などを1点買う時に一緒にセットで販売する商法のことを指します。
「欲しい商品を買ったらいらないものまで抱き合わせで買わされた」といった使われ方をします。
江戸時代からある言葉だった
昔は人気のゲームソフトと一緒に不人気の商品を一緒にして販売する「抱き合わせ商法」が流行った事がありました。
現在では禁止されているのですが、不人気商品の在庫を消化するためにお店側の都合で行われていました。
しかし、現代の販売商法ではなくこの抱き合わせ商法は江戸時代にすでにありました。
当時、名工が作った刀はそれを証明する鑑定書が付いていました。
それが付くことで刀が本物であるという証明書になり、価値も大きく高まるのです。
しかし、それを利用して詐欺を行う悪徳商人もいました。
名刀でもなんでもない刀に立派な鑑定書を付けてさも名刀のように見せかけ、お客さんに高い値段で売っていました。
当時はこれを「抱き合わせ」とよんでいました。
鑑定書は本物でも、刀は偽物というインチキ商法のことを「抱き合わせ」というようになりましたが、現代では逆に不人気商品をセットにする売り方を指す言葉に変化しました。