「開けゴマ」の語源の意味と由来は?
開けゴマの語源・由来は?
「開けゴマ」とは何かを開けるために使うおまじないのような言葉です。
「この瓶がどうしても開かない…よし!開けゴマ!」といった使われ方をします。
アラビア地方で生まれた言葉
この言葉のルーツを知っている人はもう少ないかも知れませんが「アラビアンナイト」という作品の中で生まれた言葉なのです。
その1話「アリババと40人の盗賊」に登場する言葉です。
「開けゴマ」と唱えると、宝のある洞窟の扉が開くので、現代でも何かを開ける時のおまじないとして使われるようになったのです。
アラビアンナイトの中では他にも「開け麦」と言ったセリフも出てきますが、この言葉では開きません。
ではなぜゴマになったのか。
それはゴマという食べ物の効用が関係しており、豊富な栄養を含んでおり栽培の簡単な植物でもあります。
ゴマはアラビア地方でも有用な植物として広く栽培しており、そんなゴマのありがたさがあのセリフを生んだというのが一説。
もう一つ、ゴマを入ると未がパチっとはじけて開く様子から「開けゴマ」という言葉が生まれた説があります。