北極と南極はどっちのほうが寒い?
南極の方が寒かった!
北極と南極は、どちらも赤道からもっとも離れた極点であり、「凄く寒そう」という点以外はあまり違いがない印象です。
しかし実際には北極よりも南極の方が寒いのです。
この違いは一体どういうことなのでしょう。
一番大きな違いとして挙げられるのは、北極は海面に氷が浮かんでいること。
一方で、南極は大陸の上に氷ができた状態です。
これはつまり、標高が違うことを意味しています。
南極の大陸そのものは、標高が決して高いわけではなく、岩盤の平均は5メー トルです。
北極の氷の高さは最大で2メートルほどで、この時点では大きな違いが無いようにもみえます。
しかし南極は、この大陸の上に氷床が乗っており、これが平均して2450メートルの厚さになるのです。
気温は標高が高いほど低くなるし、内陸部の方が寒くなりやすい性質があります。
このそびえたつ氷の山があることで、南極が世界一寒いのです。