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日本と海外で右側通行・左側通行が違う理由は?

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国によって違う通行の向き

日本では昔から歩く時は左側通行と決まっており、学校で廊下を歩くときや階段を登る時に意識した人が多いと思います。

車も同じように日本では左側通行。

しかしアメリカは右側通行でハンドルも左側にあるため、感覚の違いに戸惑う人は多いでしょう。

では海外はすべて右側通行なのか?と聞かれると答えはNOです。

イギリスでは日本と同じように左側通行になっています。

なぜ、国によって通行の向きが違うのでしょうか?

武士の時代の名残

これは左の腰に刀を差していた武士の時代の名残で、身を守る時に都合が良かったからです。

左側通行をすることでお互いに刀から離れた一で歩くことが出来るのと同時に、刀同士がぶつかって揉め事が起きないようにするためにも必要でした。

ところが車の場合の違い似は別の理由があります。

馬車を引いていた構造の違い

これは昔、馬が引いていた馬車の構造の違いから生まれました。

アメリカでは西部開拓時代に用いられた大型馬車「コネストガ・ワゴン」には乗る人のための席がありませんでした。

そのかわり、馬車の左側を歩くか、最後尾の左側の馬に乗るのがルールでした。

右手にムチを持って、右側と前の馬を鞭打つ事になります。

そのため、右側から通ることで前から靴馬車とすれ違う際にも、左側の車輪に注意を腹ことが出来ます。

アメリカでは1792年にワゴンは互いに右側を通るように法律が定められました。

しかし、イギリスの場合は乗るための席があり、ブレーキが右側についていたので、運転手が右側に乗るのが基本になりました。

すれ違う際に右の車輪同士に注意を払うことが出来るので、昔からの習慣で右側通行となったのです。

ちなみに、日本では馬が引く荷車や乗合馬車などもすべて左側を通っていたので、これに従っているというわけです。