鳥肌には何の意味があるの?
実は何の意味もなかった
寒い時や、恐ろしい目にあった時、感動した時に全身に浮かび上がってくる「鳥肌」。
もともと鳥肌は体毛の多い動物に備わっている機能で、羽をむしったニワトリなどのザラザラした肌を表す言葉でした。
これは交感神経が刺激され、立毛筋の収縮によって毛穴が閉じ、体毛の根元が立つ現象です。
こうして体毛(もしくは羽毛)が外気を遮断し、体内の熱が温存される仕組みなのです。
しかし、人間が進化する過程で体毛が薄くなったため、毛を立てたところで意味のない機能となってしまったのです。
なお、交感神経は恐怖や喜びによっても刺激されるので、鳥肌も立つようになっています。