別腹って本当に存在するの？

別腹は物理的に存在した

女性がごはんの後などに、食後のデザートをぺろりと食べてしまうのは男からしたら不思議でたまらない。

当の本人たちは「甘いものは別腹だから」と言ってのけますが、そんな事が現実的にありえるのでしょうか？

いわゆる満腹中枢というのは、胃から分泌されるレプチンの働きによって刺激されます。

満腹状態を胃が判断し、レプチンを分泌。

これを脳の視床下部が受け取ることで満腹状態を認識するのです。

では「別腹」とは一体何なのか？

好きなものを見ると別腹は出来る

ケーキを見ると、美味しかった記憶などが喚起され、脳内で「オレキシン」という物質が分泌されます。

脳内で分泌された「食べたい」という欲求が胃の頸動を促し、胃に空間をつくる。

「別腹」とは比喩でもなんでもなく、実際に起こっている物理的な現象なのだ。

このオレキシンが分泌されるのは、甘いものだけとは限りません。

大好物であったり、 思い入れのあるものも同様。

レプチンは胃から分泌されて脳へと作用するもの。オレキシンは脳から分泌され胃に作用するのです。