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「足元を見る」の語源の意味と由来は?

 

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足元を見るの語源・由来は?

「足元を見る」とは失敗や油断などの弱みに付け込んで、法外な値段で物を売られる様子を指す言葉です。

「のどが渇いていたら足元を見られて高いジュースを買ってしまった」といった使われ方をします。

弱った旅人に籠屋がふっかけていた

法外な値段で物を売りつけられる事をなぜ「足元を見る」と例えられるようになったのか、この「足元」は誰が誰の足元を見たのか気になりますよね。

この足元を見たのは籠屋(かごや)で、見られたのはそのお客さんでした。

昔の旅は徒歩が基本で、ときには疲労や病気、空腹などで動けなくなることがありました。

そんなとき、弱った客を見た籠屋が近づいてきて、「お客さん疲れているなら乗っていくかい?」と声をかけたわけです。

旅人は動けなくなっているため、高い籠代を払って、宿場まで乗せていってもらったわけです。

現代でも終電を逃した人たちを見つけたタクシーが、高い深夜料金で家に帰っているのを見ると昔と変わっていませんね。

足元にまつわることわざは「足元に火がつく」「足元を固める」など様々なものがあるので、日本語って面白いですね。