まめがく

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天気の「注意報」はどこから「警報」になる?

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注意報と警報どちらが危険か

「注意報」と「警報」ではどちらのほうが危ないか。

もちろん文字から分かるように「警報」です。

これはよく知られていますが、それぞれの基準となるとあまり知られていません。

注意報や警報は、大雨・洪水・風雪・強風・波浪・高潮・大雪・雷・乾燥・濃霧・ 霜・低温などなど非常時の気象に関して発令されますが、ひとまず東京の大雨洪水注意報を例にと ってみましょう。

東京といっても多摩西部地区を除く地域の場合、気圧配置や前線などのようすから、1時間当たりの雨量が30ミリ以上になりそうなときに大雨洪水注意報が出されます。

これが50ミリを超えそうなときには、大雨洪水警報の発令となります。

場所によって基準値も異なる

基準時間に関しては全国共通で、1時間当たりのほかに3時間、24時間の3通りありますが、雨量のほうは全国一律というわけにはいきません。

都市か、山岳地帯か、 海岸沿いか、などの地理的条件によって細かく基準が決められています。

雪や風などの場合も同様で、各地域の地形や過去の被害状況なども考え合わせて基準を設定しています。