2045年には人工知能が人間を超える?
人工知能が人間を超える可能性
キアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』では人間が人工知能(コンピュータ)に支配され、命を狙われるという世界が描かれていました。
現在でも目まぐるしいスピードでAI(人工知能)は進化を進められており、iPhoneに搭載されたSiriなど、人間と自然に会話できるレベルまで来ています。
ここ数年で爆発的に進化しているAIは近い将来に人間を上回り、支配するのではないかと言われています。
それが「2045年問題」。
2045年問題とは?
人工知能は指数関数的に成長を遂げており、人間の知性を超える「シンギュラリティ(技術的特異点)」と呼ばれる日は2045年にやってくると言われています。
シンギュラリティが起きた時に何が起きるのか、それは現時点で想像はつかないものの、人間の処理能力を遥かに超える事で人工知能にコントロールされる可能性もあります。
現在では人間がロボットを生み出し、自由に改造したり、破棄したりする事ができるのと同じように、今度はAIが人間を乗っ取って管理するかもしれません。
人間の処理速度は毎秒100京回、スーパーコンピュータの「京」は毎秒1京回と、現時点ではまだまだ機械と人間の差は大きいですが、パソコンの発展とともにこれは覆るでしょう。
Facebookが独自に人工知能の言語学習の実験をしたところ、人工知能同士が人間に理解できない言語を作り出し、慌てて実験をストップさせたという記録もあります。
このように、人工知能は既に人智の予想を遥かに超えた行動を取っています。
人間と人工知能の共生の道は…?
2045年問題に備えて、未来学者ポール・サフォーはシンギュラリティ以降の人間と人工知能の共生をはかることを提唱しています。
今ではまだまだ「ただのロボット」と思っていても、人間を支配する未来はそう遠くないかもしれません…。