アメダスの役割と名前の由来は?
アメダスとは?
天気予報を見ていると頻繁に出てくる「アメダス」という言葉。
しょっちゅう耳にしている観測システムのことですが、何となくわかるけれど、具体的にはどこで何 をしているのかまで知っている人は少ないです。
アメダスは、全国に網の目のように張り巡らされた地域観測システムのことです。
既存の気象台や測候所だけでは網羅できない地域観測が、アメダスによってきめ細か く対処できるようになっています。
アメダスの末端、無人の気象観測所は全国に約840カ所。
これは、風、気温、 雨量、日照の四つの要素を測定するものです。
ほかに、雨量専門の装置が約480カ所。
雪の多い地方には超音波の自動雪深計が90カ所もあります。
以上の観測装置を東京のセンターのコンピュータと電話回線で結んだのが、アメダスの全容になります。
アメダスの名前の由来
このユニークな響きの名前、どこから名づけられたかご存知ですか?
実は「雨」とは全く関係がありません。
「Automated Meteorological Data Acquisition System」(=地域気象観測システム)の略なのでした。