エイプリルフールの由来は?
暦替えから始まった
4月1日の午前中は、嘘をついても許される エープリル・フール(四月馬鹿)として知られ ているが、その由来は、次のようなものです。
9世紀の中頃まで、ヨーロッパでは、新年は 3月8日に始まり、7日間すなわち4月1日ま で、春の祝いの行事が催され、贈物をしたり宴会を開いたりして、最後の4月1日が最も盛大に祝われました。
ヨーロッパでグレゴリオ暦を最初に採用したのはフランスで、シャルル9世は1564新年の初めを1月1日に定めました。
それまで、今 の4月1日に行なわれていた旧暦新年の贈物や 訪問の風習が、新暦の1月1日に移ったが、中には旧習を棄てず、4月1日に冗談半分に新年 の贈物をしたり、ふざけ半分に新年の訪問をする人もいました。
こういう人を四月馬鹿といって笑っていました。
フランスではじまったこの風習は、7世紀後半から8世紀の初めにかけて英国へ伝わりました。
人にむだ足をふませたり、開きもしない パーティーに招待したり、食べられないキャン ディーの模造品をプレゼントするなど、つまらないいたずらをするようなことが行われたが、 正午を過ぎてからのいたずらは嫌われました。
このことから原題のエイプリルフールでも嘘をついていいのは午前中までと言われるようになりました。