黒猫が不吉とされている理由は?
魔女の手先だったから
古代エジプトでは猫は神聖なものとされ、 ローマでも自由の象徴とされていました。
しかし日本では、「猫は魔物」「猫は化ける」「猫を殺せ ば七代崇る」などと言われ、魔性を帯びた生き物という見方もされています。
西洋では、特に黒猫は縁起の悪い動物と信じ られていました。
こうした迷信の起源は遠く中世に さかのぼるもので、当時黒猫は悪魔や魔女の手先とされ、中世魔女狩りが盛んだった頃は、多 くの黒猫が焼き殺されました。
黒猫は闇と危険の象徴であったので、自分の 通り道の前方を黒猫に横切られたりすると、不吉なことが起こるのではないかと縁起をかついだものです。
以上のような悪いイメージがある一方、マスコットとして身につけたり、商標などにも使わ れています。
昔、黒猫印の下着があったし、また、 パリにあったキャバレー「黒猫」には文人、画 家が集うことで有名でした。