ビールの原料「ホップ」はどんな植物?
ホップは多年生植物
ビール特有のあの香りと苦味が「ホップ」からくるものであることは知っていても、 ホップとは何かと聞かれて答えられる人は多くないと思います。
ホップとはクワ科に属する多年生の蔓性植物。
つるを持っている植物です。
ホップの加工工程
もともとはヨーロッパやアジア大陸に自生していたもので、健胃剤として用いられていました。
茎と卵形の葉にとげがあり、花は雄雌に分かれています。
開花するのは夏で、花の色は黄緑色。楕円形の松ぼっくりのような形の実をつけます。
ビールをつくるときは受精していない雌花を乾燥させ、麦の汁をろ過して澄み切った段階で加えます。
使用量は、大瓶1本分につき約1グラムほど。
たった1グラムでビールの芳香を決定してしまう、重要な役割を持つ存在なんですね。