不快指数って何?どうやって計算するの?
不快指数とは何なのか
梅雨から夏にかけてのジメジメ、ジトジトした気候は、実に心地の悪いもの。
カビは生えるし、食べ物は腐りやすい、布団は干しても効果がない、肌はベタベタ。
満員電車で他人の腕と触れ合ってしまったときの不快感といったらたまったものではありません。
テレビの天気予報などでたびたび耳にする「不快指数」ですが、何を元に不快さを数値化しているのかはあまり知られていませんよね。
不快指数70~75で不快感をもつ人が出始め、75~80で半数以上の人が不快に感じ、80以上で全員不快…。
といった感じで体感で表わすこともありますが、だからといって、何人もの人に不快かどうかを聞いて指数を出しているわけでは ありません。
そもそも不快指数とは、冷房に必要な電力を予測するためにアメリカの気象局が 考案した指数で、気温と湿度をもとにした計算方法があるのです。
不快指数の計算式
0.81×気温(°C) +0.01×湿度(0.99×。気温ー14.3) +46.3
または露点温度(金属板を冷やして結露したときの温度)と組み合わせる式もあります。
0.99×気温+0.36×露点湿度+41.5
こうして計算された数値が不快指数となります。
この数値が68〜70のときが、寒くも蒸し暑くもなく最も快適とされて います。