フクロウはどうして夜に活動するの?
わずかな光を捉える特殊な目
夜行性の鳥の代表といえば、皆さんもよくご存じのフクロウです。
夜に活動するため、昼間活動す る鳥とは違ったさまざまな特徴があります。
多くの鳥では眼は球形をしていますが、フクロウの目は筒状をしています。
これにより、わずかな光をできるだけ多く取り込むことができます。
また、網膜には色彩を識別するための細胞よりも、明 暗を識別するための細胞の方が多くあり、これらの結果、ヒトが見ることのできる光の2分の1~100分の1の弱い光まで見ることができます。
また、ヒト同様に両目が顔の前の方についていて、両眼視できる範囲が広いのも特徴です。
これにより、暗闇で獲物を捕まえるのには有利になっています。
しかし、眼が前に寄っている分だけ視野 狭くなっているので、その代わりに首が非常に柔軟によく動くようになっています。
頭を上の方にのけぞらしても、左右に回転させても、真後ろに顔をもってくることができるほどです。