人の体で一番鈍感・敏感な場所はどこ?
最も鈍感なのは背中
何を称して「敏感」というのかが難しいところですが、ここではとりあえず2つの点を識別できる能力を「敏感である」としましょう。
すると、背中が最も鈍感ということになります。
2ヵ所を同時につついたときに、 2つの点の間の距離が5センチ以内しかないと、大きな一点に感じてしまうのです。
じゃあ、ふだん一番よく使う指の先はどうでしょうか。
麻雀パイを指先だけで読み取る人がいますが、これはちょっと特殊な能力。
普通の人の場合、2点の間が2ミリ以上離れていない と、2点であることを判断できません。
人間の指の感覚だけでは点字などある程度形や間隔などが空いていなければ認識することは難しいです。
最も敏感なのは舌
最も敏感な部位は「舌の先」です。
2つの点の間がわずか1ミリ でも、2点であることが感じられるのです。
そういえば、歯のすき間の食べかすが舌先で取れずに指で取ろうとしたら思った以上に小さかった!なんてことはよくありますよね。
舌先は味を感じる器官だけでなく、体の中に入るものを最終的にチェックする役割を持っています。
魚の骨などの異物だったり、腐っているものを判別したり、全ての生き物は自分の体を守るために舌先の感覚がとても発達しています。
そのため、「少しの違和感でも判別できる=敏感」ということになるわけですね。