においと一緒に暗記すると記憶力がアップする?
人間は五感を使って覚えるのが良い
英語の単語の暗記やセリフ覚えなど、記憶力が少しでも上がればいいのに…と悩んだことはありませんか?
以前記事にもしたとおり、人間は黙読よりも音読の方が記憶力が良くなるという記録があり、できるだけ五感を使って何かをしながら暗記をしたほうがいい結果が出ています。
人が黙読をしながら記憶をしようとすると、無意識に口が動いてしまうのはそれが理由なのです。
バラの匂いを嗅いで記憶力アップ?
記憶力にまつわる2007年の論文で、「匂い」を使って記憶力が変わるのかという実験が行われました。
嗅覚は視覚や聴覚などの情報と違い、直接大脳皮質という部分に情報を届けるので記憶を司る「海馬」を活性化することが出来ます。
神経衰弱と同じカードのペアを覚えるテストで、バラの香りをかぎながら暗記してもらい、睡眠中にも匂いを嗅いでもらいました。
すると、匂いを嗅がなかったチームが平均86点に対して、匂いを嗅いだチームは平均97点もの好記録をだしました。
匂いをかぐことで記憶に定着しやすくなり、寝ている最中も脳を活かすことで効率的な睡眠を取ることにも成功した好例ですね。