こんぺいとうのトゲトゲはどうやって出来るの?
こんぺいとうの由来
こんぺいとうは意外にもスペイン発祥のお菓子です。
多くの南蛮渡来のものと同じように、江戸時代に長崎から日本に入り、京都、大阪を経て江戸へと広まりました。
甘い物が貴重だった時代、このお菓子はとても高価で、一部の限られた人しか口にすることのできない贅沢品だったようです。
こんぺいとうのトゲトゲが出来るまで
こんぺいとう材料はケシの実と糖蜜だけ。
製法も難しくはないけれど、手間は少々かかります。
まずケシの実を芯にし、その周りに糖蜜をかけては乾かし、かけては乾かしを何度も繰り返して大きくしていきます。
そして、ある程度の大きさの球になった ところで熱を加えると、乾いて閉じ込められた糖分が吹き出します。
これが、トゲトゲになるわけです。
おそらく偶然の産物でしょうが何かのはずみにこれを発見した菓子職人は、さぞかし驚いたでしょうね。