「ところてん」と「かんてん」の違いは何?
ところてんとかんてんは製法が違う
ところてんは長細い糸こんにゃく状のもの、かんてんはみつ豆に入っているサイコロ状のもの。
なんて、単純に形で分けていたらそれは間違いです。
この2つは製法がちょっと違います。
製法の具体的な違い
どちらも原料がテングサであるのは同じ。
海藻の一種で、干潮線の近くの岩場などに生えています。
水の中では紅紫色ですが、日に干すと白に変わって見た目がそっくりになります。
干したテングサは、水で煮てやわらかくした後、冷やして固めます。
これがところてんになります。
かんてんはさらに手間をかけたものです。
ところてんを凍らせた後再び溶かし、不純物を取り除いてから、またまた乾燥させます。
要するに、不純物を取り除いて精製したか否かが、かんてんとところてんの違いなのです。
ところてんは海藻の香がほのかに残ってますが、かんてんはデザートの材料としてすっかり定着していますね。