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ピーマンにはなんでいろんな色があるの?

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ピーマンの色を決める要素

ピーマンといえば緑色以外にも赤ピーマンや黄ピーマンも、スーパーなどで手に入るようになりました。

お店で並んでいるときはパプリカという名前でも並んでますよね。

ピーマンの三つの色は、緑がクロロフィル(葉緑素)、赤がカプサンチン、黄色がカロチンとキサントフィルという色素によってつくられます。

しかし、赤ピーマンや黄ピーマンにはもともとクロロフィルがないわけではありません。

どのピーマンもはじめはクロロフィル持っていますが、これはカプサンチンが増えて赤みが強くなるにつれて抜けていきます。

赤ピーマンとして売られる品種は、中でもカプサンチンが増加するスピードが早いのが特徴です。

また、葉緑体にはクロロフィルとともに黄色色素も含まれており、黄ピーマンと
なる品種の場合、熟したときにこの黄色色素が表面に出てきます。

黄色と赤色は熟した証拠

ピーマンが赤や黄色になったときには、クロロフィルがすっかり抜けて完熟状態になっているのです。

つまり、緑のピーマンはまだ熟していないこと になります。

リンゴやトマトと同様、緑色なのは未熟な証拠。

ですがピーマンは完熟して赤くなると味が落ちるため、クロロフィルの含有率が高い緑色のうちに摘み取っているのです。