「しかと」の語源の意味と由来は?
しかとの語源・由来は?
「しかと」は相手を無視する言葉で、主に若者の間で使われています。
「何もしてないのに何で俺をシカトするんだ」といった使われ方をします。
昔はただの花札の隠語として生まれた
「しかと」は昔は隠語として使われていた言葉でしたが、現代になりいじめが増えるに連れて一般的に広まるようになりました。
この言葉の出どころは一説では博打の世界だったと言われています。
花札に「紅葉に鹿」という札があり、この札に書かれた鹿はそっぽを向いています。
それを何かを無視したような姿から、無視することを「鹿頭する」といわれるようになりました。
福岡の方言から来ている説もある
この花札説には異論を唱える声もあります。
もう一説では、福岡地方にある「しかと」から来ているとも言われています。
福岡地方で「しかと」は「たいしたことがない」という意味で使われており「しかともない食事」など使われていました。
また、「しかつ」という方言もあり、否定的な副詞「あまり」のような意味で「しかつおもしろくない」といった言葉もありました。