ニワトリは人生でどれぐらい卵を生むの?
養鶏場のニワトリは卵をたくさん産む
ニワトリが産む卵の量は、野生なのか養鶏場で育てられているのかで大きく変わります。
養鶏場のニワトリは、実にたくさんの卵を産みます。
1羽につき年平均275個ぐらいだといいますから、ほかの鳥類に比べれば相当な多さです。
ニワトリの寿命は8~10年ぐらいなので、間を取って7年間ずっと産みっぱなしだと実に1925個もの卵を生涯生んでいることになります。
そもそもたいていの鳥は、年がら年中季節を問わずに卵を産んだりはしません。
繁殖期が決まっているし、1シーズンに何度も産むこともありません。
ニワトリの習性を利用している
ただしニワトリには、産んだ卵が減ると慌てて産み足して帳尻を合わせる習性がありますから、人間がこれを利用して次々と生ませることも可能というわけ。
これを利用して、ニワトリを卵の量産にもある程度耐えられるよう改良し、養鶏場では環境づくりにも気を配り、日照時間や気温など、1年中卵を産む春の天気と同じにしています。
要するに養鶏場のニワトリは、卵の量産のために体質を変化させられてしまったもの。卵製造マシンと化して、人間に自分の子孫を提供してくれているのですから感謝しなくてはいけませんね。