梅干しをご飯の真ん中に乗せるのはなんで?
梅干しには殺菌効果がある
梅干しに腐敗を防ぐ働きがあるのは、よく知られているところです。
お弁当のご 飯の真ん中に置いたり、おにぎりの具にしたり、昔から梅干しはさっき効果があり、腐り止めに使われてきました。
暑いときでも、お弁当にご飯を移して梅干しを一個入れておけば、 次の日も安心して食べられるのですから不思議ですよね。
梅干しは腸内で働きが変わる
梅干しの殺菌効果は、体内に入ってからも効果が変わって発揮されます。
あの酸っぱさのもとであるクエン酸は、胃腸の中でははじめは強い酸性になっています。
酸性の状態では有害な細菌を退治しやすく、食中毒や水当たりを防ぎます。
ところが、ひとたび腸壁から吸収されると酸性からアルカリ性に変わり、血液中をアルカリ成分として駆け巡ります。
細菌の多い腸の中では酸性、血液中に入ったらアルカリ性へと変身する梅干しは、 暑いときにこそ食べたい健康食品の一つです。