「あらを探す」の語源の意味と由来は?
あらを探すの語源・由来は?
「あらを探す」とは人の決定や弱みを探していちゃもんをつける卑しい行為を指す言葉です。
「あんな良い人の悪口を言うなんてあら探しみたいで嫌だ」といった使われ方をします。
魚の残った身のことだった
ここで使われる「あら」とは、魚や肉を料理した後にわずかに骨に残った身のことを指しています。
もとは「あら骨」と言っていましたが「あら」と略されるようになり「魚のあら」「あら汁」というように使われたのが「あら」です。
つまり「あら」とは良いところがほとんど残っていない役に立たないものを指す言葉、として例えられるようになりました。
そこから人の欠点を「あら」というようになり、そういう部分を必死に探す行為を「あら探し」と呼ぶようになりました。