ニンニクの匂いを消すにはどうすればいい?
ニンニクのにおい成分について
ニンニクの当て字で「忍辱」と書くことがあります。
昔の人の言い伝えで「ニンニクには薬効があるから臭気を耐え忍んで食べる」という意味が込められています。
匂いの正体は、多量に含まれた硫化アリルという成分です。
殺菌や風邪のウイル ス退治に効果の大きい有効成分ではあるけれど、忍辱と名づけられるほどの強烈さが玉に傷。
中国料理でジャスミン茶が出るのもニンニク臭対策のためですが、一時的ににおいが消えたように感じても、実はジャスミンの香りが勝っただけのこと。
においでにおいを上書きしているだけなので、時間が経つとすぐにニンニク臭が胃から上ってきます。
ニンニクの匂いを消す方法
匂いをもとから断つには硫化アリルの活動を抑えればいいのですが、それにはたんぱく質が効き目を発揮します。
硫化アリル中のスルフドリル基という活性部分に結合して、その活動を抑え込んでしまうのです。
その食品を挙げておくと、牛乳、チーズ、卵など。
植物性よりも動物性、しかも 乳製品が一番効くようです。
そのほか、レモンやミカンなどのかんきつ類や梅干しでも、ある程度は消臭できます。
ニンニク料理を食べる時の飲み物は牛乳がベストかも知れませんね。