そうめんとひやむぎの違いは何?
太さ以外にも違いがある
日本の夏に欠かせないのが、何といってもそうめんと冷や麦です。
食欲がないときでもツルツルと入るのでとても重宝します。
冷奴やトコロテンなど涼を求める夏料理の中でも、主食格であるだけに登場回数が多く、炭水化物だから即エネルギー源にもなります。
ところで、この二つの違いは何でしょう。
「そうめんが直径1ミリ以下で、それ以上のものが冷や麦」とよくいわれますが、 ほんとうは太さの違いだけではありません。
小麦粉に塩や水を加えてこねるところまでは同じですが、その後、細く延ばすときに油を使うのがそうめんで、使わないのが冷や麦なのです。
冷や麦はうどんと同じ製法で、ただ細めに打っただけ。
そうめんのほうは極細に延ばさなければならないため、ごま油か菜種油をつけて切れにくくします。
袋に表示されている原材料を見ると、冷や麦は小麦粉と食塩になっていますが、手延べそうめんは植物油もこれに加えられています。
違いをわかって食べると、味も違ってくるのではないでしょうか。