雪崩のスピードや時速はどれぐらいあるの?
雪崩の恐ろしさについて
雪山で一番怖いのはなんといっても「雪崩」です。
しかし、映像だけで雪崩を見ている限りでは、上からゆっくりと落ちているように見えるし、雪はサラサラなので逃げ切れるのでは?と考えてしまいます。
雪崩は実際どれぐらい恐ろしいのか、スピードなども合わせて考えてみましょう。
雪崩の最高時速は新幹線並!?
雪の降る地域の多い日本では、雪崩の危険箇所として指定されている場所が2万カ所を超えます。
山間部だけでなくスキー場や観光地などでも雪崩は、遭遇する可能性の高い自然災害なのです。
雪はとても軽いものなので、大した被害はなさそうに思えます。
しかし、冬に起こる雪崩は東京ドーム2杯分もの規模になります。
その速度も驚異的で遅いものでも時速9~100キロメートル。
速いものになると時速200キロメートルと新幹線並みの速さで崩れ落ちてくるのです。
猛スピードのため人間にかかる衝撃圧は、乗用車や大型トラックが突っ込んで くるのと変わらないのです。
1938年、黒部第三ダムの建設現場で起こった雪崩では建物の3、4階部分が丸ごと600メートル先の川の対岸まで吹き飛んだという事故も起きているのです。
こんな災害に襲われれば確かにひとたまりもありませんね。